HSCの特徴

「HSC」の6つの特徴と対処法。その④他人の気持ちにとても敏感

人に気を遣いすぎて疲れてしまう。

空気を読みすぎて、人と接するのが大変。

日本人は特に、空気を読むことや察することを求められる社会に暮らしているので、このように感じている人は多いようです。

特に人口の2割に当たる『ひといちばい敏感な人(HSP)』は、生まれつき人の気持ちを読む傾向があるので、特に疲れやストレスを感じやすいです。

それは子どもであっても同じです。

『ひといちばい敏感な子(HSC)』には、以下の6つの特徴があります。

①細かいことに気づく

②刺激を受けやすい

③強い感情に揺さぶられる

④他人の気持ちにとても敏感

⑤石橋をたたき過ぎる

⑥良くも悪くも、注目されやすい

今回は④の「他人の気持ちにとても敏感」について取り上げます。

実はこのようなタイプの人は、人と接する仕事や、リーダーに向いているのです。

他人の気持ちにとても敏感

「HSC」は、小さいころから推察する力があります。自分の保護者の気持ちを汲み取ろうとします。

もちろん小さいうちは気持ちを汲み取ったからといって、まだ相手に合わせるわけではありません。

親の気持ちが自分の考えや理想と違う場合、激しく癇癪を起したり嫌がったりするかもしれません。

そんな困った反応をするからといって、人の気持ちが分からない子ではないのです。

むしろ分かり過ぎてしまって、ストレスになっている場合もあります。

少し大きくなると親の気持ちを汲むあまり、自分を押し殺してまでも親が喜ぶような言動をするかもしれません。

こうなった時は、癇癪を起している時よりも注意深く気にかけてあげる必要があります。

子どもが「無理をし過ぎていないか」「我慢していることを親が認めてあげているか」を考えてあげるなら、敏感な子は安心します。

対策①親も人の目を気にしてしまうことを認める

人の気持ちに敏感ということは、人の心を読むことが得意ということです。

これは素晴らしいことですが、人にどう思われるかを必要以上に気にしてストレスとなる場合があります。

そのような子に「人がどう思おうと関係ないよ」とか「人の目は気にしなくていいんだよ」というのは簡単です。

でも、だれでも多少は人目を気にするものです。

観察力、推察力のあるHSCは、

「お母さんも人目を気にする時があるのに、どうして私には気にしなくていいなどと言うのだろう?」

と本当のことを言ってくれない親に、それ以上この件を話さなくなる可能性もあります。

そうなるよりは、

「私もあなたと同じように、人にどう思われるかが気になるよ。そんな時は意識して、自分がどうしたいかを考えるようにしてる」

など、正直に話してあげる方が、子どもは自分の感情を肯定しやすくなります。

対策②断る権利があると教える

自分の意見を大切にして、嫌なことや無理なことは断る権利があると、はっきり教えてあげる必要があります。

HSCは相手の気持ちを優先して物事がうまくいくように、自分を押し殺すことがあります。

でもいつもそうしていては疲れ切ってしまいますし、友達付き合いも嫌になってしまいます。

相手と仲良くやっていくためにも断る時があってもいいんだと思えると、少しラクになりますよね。

対策③決定権を子どもに与える

『相手の気持ちを汲む』というのは、本当にすごい才能です。

でも自分で考えて「私はこれが必要」「自分はこうしたい」と意見を言えるようになることも大切です。

日常の細かいことで分かり切っているようなことも、「どうしたい?」「どっちにする?」と質問して、子どもに選ばせて言葉にしてもらうというのは、貴重な経験になります。

このような小さな積み重ねが、「人の気持ちを考えることも大切だけど、自分の選択や気持ちを言うことも大切」と、潜在意識に持つことができます。

対策③人のためになることをやってみる

これは自己肯定感を高めるためにも、お勧めの方法です。

子どもを含め人間は『人の役に立てた』という経験が、自尊心や爽やかさにつながります。

『誰かがいじめられて可愛そうだった』という場合も、『自然災害などで大勢の人がつらい思いをしている』という場合も、HSCは深く感情を揺さぶられ、不安定になったりします。

そんな一人の力ではどうしようもない時でも、誰かのために良いことをしたり、喜ばれることを考えてみることでつらい気持ちがやわらぎ、いつもの元気な子に戻ることがあります。

最後に

『ひといちばい敏感な子』は、社会が求める素晴らしい資質を持っています。

小さなことにも気づき、情緒が豊かで、他人の気持ちを鋭く察知できる。

共感力と直観力に優れている。

どう考えても、人の上に立つリーダーには欠かせない人材です!

でもその敏感さゆえに、他人の気持ちと自分の気持ちのバランスをいかに取るかということが課題になってきます。

『人の気持ちが分かり過ぎる』というのは、本人にとって本当に大変なことです。

でも親が自分も人の目を気にしてしまうことを認め、「断る権利がある」ことを繰り返し教え、日常の小さなことでも自分で決定する経験を積ませ、人の役に立つことを考えてやってみる経験をさせてあげると、『人の気持ちに敏感』であることの良い部分がどんどん花開きます。

私はまず面倒がらずに『今日着る服をを本人に選ばせてあげる』ところから始めたいと思います。

時間かかって大変なんですよね・・・・。

毎日やっているママ、尊敬します。本当にお疲れさまです。