HSCの生活

読み聞かせを拒否する子どもは感受性が強い?絵本の内容を変えて読む苦肉の策

読み聞かせ拒否

本を読まれるのが嫌いな子っています?

私はいないと思っていました。

私自身、大人に本を読んでもらうのが楽しかったからです。

でも産まれた娘は、読み聞かせを激しく拒否する子どもでした。

読み聞かせを嫌がる理由

私が淡々と読んでいるときはまだいいのですが、セリフを芝居がかった口調で読むととたんに顔が曇り、読み聞かせの間ずっと、絵本ではなく私の顔ばかり見るようになりました。

単純に私の読み方が下手なのかもしれませんが、とにかく『誰かのセリフになると怖がる』という現象が、1歳の頃からありました。

いつものママじゃない

『ママがいつも話している口調じゃない!』

これは娘にとって怖いことなんだそうです。

もしかしたらいつものママが帰ってこないかもしれないのだそうです。

ママだって普段棒読みで話しているわけじゃないのに・・・

でも私が他の人や動物になりきると、怖くて心配で悲しくて心細くて・・・

数ページで「もう終わりにする!」と泣きながら激しく拒否されます。

絵が怖い

じゃあセリフも棒読みで読んでみよう!

不自然きわまりないけど、読ませてもらえないよりは感情を入れずに読んでみよう!

相変わらず絵本を見ず、私の顔ばかり見てくる娘でしたが、できるだけ普段の話し方で絵本を読むことにしました。

しかし絵本でも、結構リアルに絵が描いてある本があるんですよね。

特にオオカミが牙をむぎだしにしている絵がたまらなく怖かったようで、その絵を見てから数か月は本棚にも近づきませんでした。

このように、敏感な子の読み聞かせはなかなか難しいのです。

ストーリー展開が怖い

だいたいの本って、序文があって、少し不穏な展開になり、最後はハッピーエンドという展開が多いと思います。

娘は少しでも不穏な展開になりそうな気配がしたら、すぐに「こわい、もう終わりにする」と言います。

それでもなんとか本に親しんでもらえないかと、苦し紛れにひねり出した解決策が『ストーリーを変える』ことでした。

変化した名作3選

少しでもだれかがかわいそうな場面になると、絵本を拒否してしまう娘。

なんとか最後まで読むために、内容を変えた名作をご紹介します。

『アリとキリギリス』

このイソップ物語は、夏の間怠けていたキリギリスが(しかも働くアリたちを見て馬鹿にしていた!)、冬になると食べ物がなくなってしまう・・・という教訓的なお話ですが・・・

わが家にある『アリとキリギリス』の本では、最後食べ物がなくなったキリギリス氏がアリのところにやってくるのですが、アリたちは「キリギリス氏が怠けていたのが悪い」と追い返してしまいます。

このアリたちの厳しい対応は、『働くときはしっかり働かなきゃいけないよ』『働く人を馬鹿にしてはいけないよ』というイソップさんからの教訓だと思うのですが、敏感3歳児にはつらすぎるようです。

そこでストーリーを変えさせていただきました。(イソップさんごめんなさい)

最後は改心したキリギリス氏をアリたちが許し、みんなで盛大に盛り上がることにしました。

もちろん『来年は一緒に働こうね』とアリが釘を刺すことも忘れずに。

ああ、もはや読み聞かせじゃない・・・

でも仕方ないです。

『3匹の子ブタ』

これは難易度高めです。

オオカミが登場してきたら終了してしまうので、ただ子ブタが家を建てただけの話になってしまいます。

とにかく家を建てるシーンをおもしろおかしく引き伸ばします。

その後、オオカミが出てくるシーンは飛ばし(といってもオオカミが主役みたいな話なので限界がありますが)、最後3匹がレンガの家で仲良く暮らしているシーンを大いに盛り上げます。

『みにくいアヒルの子』

みにくいアヒルの子

これは残酷なシーンが多いですよね~

個人的には5禁設定にしてもいいくらいですよ。(5歳以下閲覧禁止)

見た目が違う種類の子をいじめる・・・社会の現実かもしれませんが、3歳のHSCにはまだ受け入れられないでしょう。

アヒルの子(正確には白鳥の子)がいじめられたり差別されたりするシーンを飛ばすと、もう最後しか読めないので、『本当はかわいがられている』という設定にして読んでいます。

でもかなり無理があり、娘は鳥たちの表情で薄々気づいている可能性があります。

この絵本を、テレビのうしろに隠していたからです(*_*)

最後に

どんなに怖くても残酷に思えても、それが世の中の現実で避けて通れないことの方が多い気がします。

だからこそ絵本で『そういうこともある』ということを教えるのかもしれません。

でも、敏感で正義感の強い性格の子どもには、受け入れるのに時間が必要だと思います。

それまでは適当に絵本の内容を変えながら、なんとかやっていきたいと思っています。

字が読めるようになったらイヤでも内容を知ることになりますが、その時はまた新たなフォローの仕方を模索しようと思います。

うちの娘以外に『読み聞かせが嫌い』という子が私の周りにいないので、同じようなお子さんがいるかどうかは疑問ですが、とりあえずこういう子もいるよというお話でした。