不登校

書籍「HSCを守りたい」ついに刊行!不登校に悩む親子のための選択肢の本

クラウドファンディングで支援された、学校に行きたくないお子さんや親のための選択肢について書かれた本「HSCを守りたい」がついに刊行されました。

クラウドファンディングの詳細についてはこちら

Amazonで販売が開始され、街の書店でも手に取ることができます。

何ヶ月も時間をかけて調査やインタビューがなされた、とても読み応えのある書籍です。

私はまださっと読んだだけですが、共感できること、知らなかったこと、勉強になったことがたくさんありました。

タイトル「HSCを守りたい」

もうこのタイトルに、著者の斎藤暁子さんとプロジェクトチームのみなさんの思いが詰まっていると思います。

そうなんですよね・・・私たち親は、子どもに自分を失ってまで学校や社会のシステムに合わせてほしいわけではないんですよね。

敏感で傷つきやすくて時に誤解されたりする。

良い面をたくさん持っているのにそれを発揮できなくて自己肯定感が低くなりがち。

そんなHSCを守りたいんですよね。

HSCについて

第一章の「HSCの基礎知識」を読むだけでも、HSCを育てていて悩む時の参考になります。

私たちは常に一般的な子育て論にさらされています。

家庭内、保育園、幼稚園、学校、習い事先、職場、ご近所、親戚、ママ友、インターネット上・・・

どこへ行っても何を読んでもHSCにとって最適なアドバイスが得られず、子育てに自信を失くす環境が整いすぎているという方も少なくないと思います。

そのため「他の子とこんなに違うなんて心配」「こんな子育てで本当に大丈夫かな?」と、不安でいっぱいになってしまうことはありませんか?

HSCにはHSCのための接し方・育て方があります。

それを理解して、ぶれずに信念を持って子育てするために、この本を手元に置いて時々読み返したいと思います。

不登校は克服させるものではない

この本は「学校がつらい、行きたくない」と言う子どもの気持ちに寄り添いたいけれど葛藤を抱える親に向けて、多くの章が書かれています。

子どもが学校に行き渋るようになると、周りはどうにか学校に戻そうと働きかけるのが今の現実です。

この本は学校の意義も認めており、学校教育を否定するものではありません。

でも「苦しい、イヤだ、行きたくない」と言う子どもに無理をさせてまで行かせることで、大人になってまで傷を抱える人も少なくないようです。

子どものための教育が子どもを壊してしまうという、本末転倒の状況になってしまいかねません。

学校以外でも教育は受けられます。他の子とは違った形でも、その子に合ったオーダーメイドの教育があれば素晴らしいですよね。

「学校に行く」以外にどんな選択肢があるのか、ぜひ本を手に取って読んでみてください。

生きる価値のある人生

この本を読んで、一番大切なのはやはり「自己肯定感」(自分は生きていていいんだという気持ち)なんだな・・・と思いました。

自分の人生は生きる価値があり、自分の個性は大切なものなんだと子どもが思えたら、子育て大成功といっても過言ではないのではないでしょうか。

そこに行きつくまでの教育の手段は、その子によって違い、もしかしたらそれが学校ではない子もいるでしょう。

HSCはただでさえ自己肯定感が低くなりがちです。

でも「自己肯定感が高い敏感な人」って最強だなと思うのです。自己肯定感さえあれば、敏感さの良い面が発揮されるに決まっています。

「それを意識して明日も子どもに接していこう!」と、気持ちが新たになる素晴らしい本でした。

悩んでいる方、教育関係者、子どもに関わるすべての方に読んでいただきたいと思います。