HSCの特徴

自分の意見を言わないNOと言えない子どもの裏にあるのは優しい気持ち

自分の意見を持っているのにはっきり言わない。

言うまでに時間がかかる。

特にNOと言うことが難しい。

そういう子いませんか?

実は私が子どもの頃、まさにこのタイプでした。

そして現在4歳になる娘も、見事にこのタイプです。

HSP・HSCに、このタイプは多いようです。

でも実は、強い意見や考えを心の中に持っていたりします。

ではなぜ言わないのか?

その理由と私自身がどう接してもらえたら嬉しかったのか、今娘にどう接すると上手くいく(ことが多い)のか、まとめてみたいと思います。

はっきりNOと言えない理由

考え深い子の場合、NOと言えなくても自分の意見がないわけではありません。

でもはっきり言わずなかなか決まらないので、家族や関係者をイライラさせることもあると思います。

自分を振り返ってみて、さらに娘を観察して気づいた点は以下の通りです。

考える時間が必要

じっくり考える。これはHSCあるあるではないでしょうか?

うちの娘は店頭のおもちゃを見ても、なにかにすぐに飛びつくことはありません。

じっくり考えて、手に取って、やっぱりやめて、もう少し考えて・・・

メリットやデメリットを考慮して、後先も十分考えて、必要かどうかじっくり判断したいのです。

「すぐに返事をしない」「優柔不断」「決められないならもういい」などと思われてしまうこともあるかもしれません。

大人が忙しい時、急いでいる時などは、子どもがゆっくり考える時間は親にとってイライラの時間になってしまうでしょう。

でもポジティブな面を見ると、衝動的に決めないというのは素晴らしいことです。

いわゆる「子どもらしさ」は少ないかもしれませんが、いずれみんな「じっくり考える」という時期に到達しなければなりません。

他の子より一足早く “考える領域” に到達していると考えると、お子さんが立派に見えてきます!

相手の期待に応えようとする

今この場面で相手が自分に期待しているのはどんな答えか?

先ほどおもちゃを物色していた娘はやっとほしいものを決めると、次は私の顔色をうかがいます。

「これあんまりよくないかな?」と聞いてきたり、何より「これ高いかな?」と聞きます。

いや、ここ100均だからな~、高くないよ~!

ここで私が少しでも怪訝そうな顔をしたり、「ちょっと高いな」と言うと、速攻で棚に戻します。

そして本当はほしかったので不機嫌になります(>_<)

自分がほしいものを仕方なく買ってもらっても嬉しくないのです。

喜んで買ってもらえて初めて「手に入れて嬉しい」と思います。

大抵の子は自分がやりたいか、やりたくないか、ほしいか、ほしくないかで決めますし、大人も「子どもはそういうものだ」と思っているので、世間の子どもへのイメージとのギャップはかなりあります。

「考えすぎるな」は「考えなさい」より難しい

私は小学校5年生の頃、祖母と一緒にディズニーランドに行き「なんでも買ってあげるから選んでいいよ」と言われた時の緊張を今でも覚えています。

緊張した理由

●人混みの中、欲しいものを選ばなければならない

●もうすぐ帰るから急がなければならないプレッシャー

●“どれも高そう”という問題

私はまず、妹が何を選ぶかを観察しました。

なんと彼女は5,000円以上もする大きなミニーマウスのぬいぐるみを選んだのです!

「これがいい!!」と無邪気な笑顔で祖母のところに走る妹を見て「この子には一生かなわない」と思った記憶があります(^^;)

さて困りました。

おばあちゃんにそんなにお金は使わせられないからです。(勝手にそう思い込んでいただけです)

せめて私は高くない物にしよう。

でもあからさまにチープな物だと、買ってくれる祖母にも失礼な気がする。

ここまでくると、「何がほしいか」なんて考えていません。

「何が正解か」を考えてしまうのです。

祖母
祖母
考えすぎないで自分がほしいものを持ってくればいいんだよ!

本当にその通りです。でもどうしてもいろいろ考えてしまうのです。

「考える子」を褒める

そんな風にいろいろ考えて大人の顔色をうかがっている私より、妹の方が(大人の目から見て)可愛いであろうことは分かっていました。

いつもそんな劣等感を感じていましたが、ある時母の一言で癒されたことがあります。

母
おかげでいつも助かってるよ、ありがとうね。

私がお母さんの助けになっている!

これは本当に嬉しいことで、HSCなど親の顔色をうかがってしまう子にかけてあげたい言葉の上位に入ると思います。

たまには自分のことだけ考えてもいい

求められてもいないのに周りのことを考えていると、私は時々爆発しそうになっていました。

うちの4歳の娘もしょっちゅう爆発しています。

その時に「いつも頑張ってくれてるもんね、疲れちゃうこともあるよね」という気持ちで接すると、早めに爆発から戻ってきてくれることが分かり最近多用しています。

HSCは特に子どもの頃は爆発したり、イライラしたり、「私なんて」という気持ちになりがちかもしれませんが、それはいつもキャパ以上のことを頑張っている証拠です。

「考えすぎないで」と言うのは簡単ですが、考えられない子に「考えなさい」というよりも難しいことだったりします。

「よく考える」というのは素晴らしい特性でもあるので、できれば褒めて伸ばしてあげたいところですよね。

もっと大きくなれば、自分で考えて適度に人と距離を取ったり、考えすぎないというスキルを身に着けることもできます。

でも子どもの頃はどうしても大人の優しい言葉やサポートが必要です。

決めるのに時間がかかったり、断れなかったり、はっきりした返事をしてくれないので親が困る場面もたくさんあります。

でもその裏にはいろいろな考えや優しい気持ちが隠されていることが多いです。

だから「すぐに決めない」「はっきり言えない」、そんな希少な子を誇りに思っていいと思います。