HSCの生活

[書評]HSC子育てに絶対おすすめの本『HSCの子育てハッピーアドバイス』

最近とても良い本に出会いました。

明橋大二著『HSC子育てハッピーアドバイス』です。

2018年6月に出版されて気にはなっていたのですが、ようやく購入しました。

想像以上に良い本だったのでご紹介します。

とにかく読みやすい

育児書や専門書って難しい言葉が多くて読みにくい印象がありませんか?

私は漢字が多いと途中で離脱してしまう傾向があります。(ちょっと知性があれなんで)

でもこの『子育てハッピーアドバイス』は、おそらく小学校高学年ならすらすらと読めるレベルです。(ただし内容は結構深いです)

『敏感』という漢字にもふりがなが振ってあって、ちょっと知性があれな私には大変助かります。

カラー漫画・絵がかわいい

漫画って読みやすいし分かりやすいですよね。

同じことでも文章だけで読むよりも、絵を見た方が理解できますし印象にも残ります。

イラストや漫画は太田知子さんという方が描いています。

ほとんどすべてのページに絵が描いてあり、とてもかわいくて癒されます。

絵の中の子どもを自分の子にダブらせて見ると愛おしく感じられます。

親の気持ちも分かってくれている

育児書にありがちな、『親はこうあるべき』という押しつけがましい内容ではありません。

最善の対応をしっかりと明示しながらも、こういう時はこう考えようという提案がたくさんあります。

育てる側は、批判じゃなくて提案がほしいんですよね。

子育てに自信を失う時でも(私はしょっちゅう)、『きっと何とかなる』と希望を持たせてくれるので支えになる一冊だと思います。

自分の子どもが素敵に見える

『自分の子どもがかわいい』

これはあたりまえのことかもしれませんが、HSCの親にとっては簡単な時ばかりではないと思っています。

少数派育児中母親あるある
  • ママ友との会話に付いていけなくて孤独。
  • みんなができることをうちの子だけやりたがらなくて焦る。
  • パニックになったり癇癪を起したりして対応が大変すぎる。
  • 子どもがママにだけ当たり散らす。

こんな毎日を過ごしていると、上手くいかない子育てにママが自分を責めてしまいませんか?

結果として、思い通りに育ってくれない子どもをかわいいと思えなくなるかもしれません。

私は、かわいいと思えない時は何かが間違っている時だから修正すればいいと軽く考えています。

どう修正すればかわいいと思えるのか、この本を読むと分かることがあります。

自分と我が子に自信を失った時に読む本だと思います。

ネタバレになるといけないので内容はぼかして紹介していますが、私がどうしても心に残ったフレーズを紹介します。

「とても手がかかる状態になっている時は、子育てが上手くいっている証拠です」

私はこんな風に考えられるようになりたいです。

日ごろ子どもに手を焼いている親なら、ちょっと泣きそうになると思います。

HSCではなかった大人もすらすら読める

私はどうやらHSCだったようですが、夫はそうではありません。

ごく普通の何も考えていない(失礼)、ちょろちょろ走り回っている男の子だったそうです。

どこにでも登ってたくさんケガもしたし、怒られてもすぐに忘れてしまう、要するによくいる普通の子どもでした。

そんな夫からしたら、娘はまったく異次元で理解に苦しむ幼児なのです。

なぜそんなことが嫌なのか?なぜそれくらいのことを怖がるのか?

そんな疑問を毎日感じていると思います。

そして理解できないことにイライラすることもあるそうです。

この本を読むと娘のことを理解することができて、理解できるとイライラも解消されるそうです。

よく読む理由はやはり『読みやすいから』だそうです。

最後の方には、学校の先生に向けて書かれた部分があるので、先生にHSCを理解してもらいたい時には読んでもらうこともできると思います。

著者の明橋大二先生とは?

昭和34年、大阪府生まれ。

京都大学医学部卒業、現在は真生会富山病院心療内科部長。

心療内科の医師で、精神病理学、児童思春期精神医療を専門にされている先生です。(漢字が多い)

エレイン・N ・アーロン著『ひといちばい敏感な子』を訳出されて、日本にHSCという言葉を広めた方でもあります。

富山県虐待防止アドバイザー、富山県いじめ問題対策連絡会議委員。

要するに子どもの問題に深くかかわっているお医者さんです。

「他の子より明らかに敏感で発達障害とも異なる」子どもたちが一定の割合存在することを、以前から臨床経験で感じていたそうです。

そのため『ひといちばい敏感な子』の本を読んだ時、翻訳して日本にも広めたいと思ったそうです。

この本もとても詳しくて良い本で、赤ちゃん時代から大きくなってからのことまで、HSCの親ならぜひ知っておきたいことがたくさん書かれています。

大きくなっていく過程ではこの本にもたくさんお世話になる気がするので、持っていて損はないと思います。

我が家のこの本は、必要な時に読み返すための付箋だらけです。

子どもの心が理解できると・・・

子どもを理解すると、育児ストレスが軽くなるのは不思議です。

やっぱり人間は理解でいない事への拒否反応があるので、子どもを分かってあげるのって大事だなと思いました。

その理解を助けてくれる本だと思います。

疲れている時でも読み進められてしまう優しい文章と絵が満載です。

あなたのお子さんは人とは違うかもしれないけど、その分人とは違った素敵なところがたくさんあります。

親も子どもも、自信をもって生活できますように。