子育て全般

生後10ヶ月健診。シャフリングベビー・ハイハイしない赤ちゃんは大丈夫?

「母子手帳」の生後9~10ヶ月頃のページには、「はいはいをしたのはいつですか」「つかまり立ちをしたのはいつですか」「後追いをしますか」という質問があり、はいかいいえにチェックする項目があります。

私の娘はろくに寝返りもせず(一度だけ間違えて寝返りをしてしまった時を除いて。詳しくは寝返りしない、うつ伏せが嫌いな赤ちゃんをご覧ください)、とにかくうつ伏せが大嫌いで一日中お座りして遊んでいるので、はいはいする気配なんてまったくありませんでした。

第一子といこうともあり、つかまり立ちなんて、そんな項目があることすら信じられないくらいでした。

ハイハイしない子の特徴

●うつ伏せが嫌い
●寝返りをしない
●動くことに興味がない
●おしりで歩く

ハイハイの代わりに「おしり歩き」

ハイハイしない娘が編み出した移動手段は、おしりを床に付けたまま器用に移動する!というものです。
とにかくうつ伏せが大嫌いなこのタイプの赤ちゃんは、なんとしてもうつ伏せを避けておしりと足だけで器用に移動するのです。

この移動の仕方から「足を引きずって歩く」という意味の英語「shuffle」を当てて「シャフリングベビー」と呼ぶそうです。

もちろん割合的には多くありません。圧倒的多数の赤ちゃんは、寝返り→ハイハイ→つかまり立ち→伝い歩きという順番で、徐々に歩く意欲を見せてきます。

でも少数ですが一定の割合で「シャフリングベビー」が存在し、この個性的な赤ちゃんに周りは興味津々、親はとても心配になります。

私は娘があまりにもうつ伏せが嫌いで寝返りもしないため、ハイハイなどすっかりあきらめていましたが、初めての子でもあり、これからどんな風に育つのか分からず(周りにシャフリングベビーは一人もいなかったため)、ひたすらネットで検索などをしていました。

この「ネットで検索」というのがまた、親を混乱させるのです。

「心配ない」という見解がある一方で、「こんな心配な要素もある」と、出どころ不確かで不安をあおる情報にまんまとやられ、まったく安心できませんでした。

医師からのアドバイス

さて10ヶ月健診では、娘が寝返りをしない、ハイハイもしない、後追いもしない(動きたくないため自分で母を追うのではなく、大きな声で泣いて母を呼ぶ)、ましてや伝い歩きなどもってのほか・・・という発達具合を聞いた医師は「う~ん、動かないか・・・」と頭を抱えてしまいました。

「1歳までには伝い歩きをしていてほしいんですよね・・・」と言われました。

そう言われましても・・・。嫌がる子を無理やり立たせることはなかなかできません。

「なにか親にできることはありますか?」と聞いてみました。

テーブルや椅子などの手ごろな台に手を付かせて、立たせてみる練習を勧められました。

そうやっているうちに、横に一歩足が出るかもしれないということで、早速やってみました。

そこまでして動きたくない

娘は最初、お座りではない格好に戸惑っていましたが、視界が変わって少し嬉しそうでした。

でも10秒くらいですぐに泣き出し「お座りにもどせ~」と言っているかのように怒るのです。

ここでも極度の怖がりが発動し、立った状態から自力で座ることができません。正確には「たぶんできるけど怖くてやらない」のです。

私が、つかまり立ちの状態の娘から離れた場所に立ち、「ここまでおいで」と呼んでも、「こわいこわい」と泣き叫ぶだけで決して一歩を踏み出しません。(「こわい」という言葉はいち早く覚えて多用していました。)

歩き始めるのって、こんな苦行のようなトレーニングが必要なのかな?

動く必要を感じていない赤ちゃんに、泣かせてまで練習させる必要があるのかな?

本来喜ばしいはずの「はじめの一歩」が泣き顔だとしたら、なんだかもったいないな・・・と思いました。

医師の言うことも一理あり参考にはするけれど、毎日接して子どもの気持ちが分かるなら、親としての感性を大切にしよう。

もう無理やり歩行の練習をするのはやめようと思いました。

人間はいずれ、必ず歩く!

どんなシャフリングベビーも、ほとんど2歳までには必ず歩きます。

そしてその後の発達に問題はありません。

子どもが平均的な発達を遂げていないと、心配してなんとか平均を行くように頑張らせようとする周囲からの圧力は常に感じるでしょう。

でもそのせいでママや子どもの笑顔が奪われるとしたら、本末転倒だと思うのです。

シャフリングベビーをはじめ、個性的な発達を遂げる子を「こんな子もいるんだ、面白いな、かわいいな~」と言って笑って育てられたら、どんなに幸せだろうと思います。

実際、おしりで歩く姿はとてもユニークで面白くて、ずっと見ていても飽きないものです。

世界には1歳前に歩けるようになる活発な子もいれば、急いで歩き始める必要をまったく感じない子もいます。

どちらかが立派というわけではありません。

どちらもかわいい赤ちゃんであることに変わりはありません。

私の娘は1歳7ヶ月の時、初めて自力で歩き始めました。

平均より半年以上も遅かったですが、強制されてではなく、自分で歩き始めた時の本人の笑顔に、「待っててよかった」と心から思いました。

2歳を過ぎてからは、いきなりハイハイブームが訪れ、「ハイハイしてるの、すごいでしょ!」と、ドヤ顔で言う娘が滑稽でした。いまさら感がすごかったです。

今シャフリングベビーを育てているパパやママには、かわいいおしり歩きは今しか見られないレアな光景で超貴重なので、ぜひ写真や動画をたくさん撮っておくことをお勧めします。

そして近いうちに、いずれ必ず歩く時がきます。感動もひとしおです。

ぜひ楽しみにその日を待っていてください。